7月19日〜いきなりヒート・ウェイブ〜
旅の疲れと暑苦しさでどうしても起きられず、今日は11時半頃出勤。どうも部屋の中が暑いな〜、と思っていたら、なんと表の店(VRGは”裏店”)が屋根の工事をやっていて、その関係でエアコンがストップしてしまったらしい。外は100度を超える猛暑。しかもオフィスに窓はひとつしかなく、その窓さえも開かない。みんな汗だらだら、午後になるとすっかり消耗しはてた顔。いつもめちゃくちゃ寒いので「冷蔵庫」と冗談で言っている図書室でも暑さは変わらず、やる仕事はあるんだけれど、こんな暑さではどうしたって頭が働かない。明日もエアコンが治るかどうかは未定らしい・・・なんだかもうよれよれで、乏しい食料の買いだしに行く元気もない。
7月20日〜エアコン動かず〜
今日もオフィスのエアコンは動かないまま。ノートパソコンは熱いので持っていかなかったけれど、オフィスのパソコンとコピー機だけで十分にヒートアップしている。入り口や倉庫のドアを全開にして、ファンで風を送って、といろいろやってはみるものの、「ちょっとマシ」という程度にしかならない。Charlesもいつもの奧の小部屋から出てきて、入り口のそばに陣取っている。今日は外の気温はそれほどでもないものの、何しろ密閉に近い状態のオフィスだから、風通しが悪くて、ただ座っているだけでも頭がボーっとしてしまう。DavidaやDrewは先週風邪をひいたらしいけど、この暑さが病後に応えないかなあ。(なんと、来週までエアコンが動く見込みがない、という恐ろしい話が・・・聞き違いであってほしい・・・)
7月21日〜Thank God!!〜
今日も屋根工事の人がいたので「まだダメかな〜」とドアを開けたら、涼しい! なんだか工事の人が勘違いをしていたらしく、ちょっとスイッチを入れたりなんかすればすむ話だったらしい。(おいおい。)何はともあれ、エアコンがちゃんと動いているのは有り難いこと。仕事もようやくいつものペースに戻り、午前中で大体自分の仕事を終え、午後からたまったファイルの整理を始める。このオフィスにいるのもあとちょうど一ヶ月、そろそろ撤収も考えつつ仕事をしなければ。大量の資料や本を日本に送ることを考えると、ちょっとぞっとしないけれど、日本では手に入らないものも多いのでしかたがない。段ボール、何個必要かなあ。
7月22日〜御難続き〜
今朝オフィスに着いたら、倉庫のドアが全開になっていて、郵便物用のボックスが妙な形で積まれている。???と思って「あれはいったいどうしたの?」と聞いてみると、なんと夕べから今朝まで降り続いた雨が、例の屋根工事がやりかけのため、壁を伝って浸水してしまったらしい。いつものように朝一番にやって来たDavidaが倉庫に通じるドアを開けたら、一面水浸し、大慌てで水をかきだして、これ以上浸水しないようにボックスで水の通り道をふさいだというわけ。おちょこKが到着した頃には水はすっかりはけていたけれど、確かに在庫の段ボールの一番下の段がうっすらと湿っている・・・。屋根工事用のステンレスの板、金槌、釘を買ってきて、倉庫のドアにひさしをつけるDavida。(アメリカ人はほんと、Do It Yourselfのやり方を知っている!)ようやく騒ぎがおさまったと思ったのもつかの間、午後に予定されていた本の配達(段ボール36個分)が10時過ぎに届いて、総出で搬入作業をする。なんだか大忙しのVRGなのであった。
7月23日〜まだまだ災難〜
先週ニューヨークから送った小包、なかなか届かないなあ、と思っていたら昨日ようやく到着。が、どうも様子がおかしい。袋いっぱいにパンフレットだの本だのを詰めたのに、やけに軽い。ホチキスで封をしたのにテーピングされているし、袋のところどころが破けている。とってもいやな予感に襲われながら開けてみると、案の定、入れたものの半分以下しかない!しかも、全然見覚えのないパンフレットが一冊混じっている!Fancy Food Showで集めてきたパンフレットも、ニューヨークで入手した日本企業年鑑(連絡先が全部載ってて便利だったのに!)も、Barns&Nobleで買ったストーンズ本も、寿司レストランの参考資料で買ったZagatも、ないないない!!!
朝になるのを待って郵便局に電話。例によってなかなかつながらず、「人間」が出てくるまで10分以上かかる。なんだかんだとやりとりをして、一応調べてくれることにはなったものの、返事は来週半ば以降になるらしい。書籍小包はよく抜き取られる、という話は聞いていたのだから、もっと注意すればよかった。(今度からなくして困るものはUPSにしよう。)パンフレットなんか、絶対出てこないだろうなあ。「何がなくなってますか?」と聞かれてZagatのことを言うのを忘れたけど、また長く待たされるのもなんだか疲れたので、電話をかけ直さず。あ〜あ。
7月24日〜グッド・タイミング!〜
今日も96度。暑い。「節約生活」なのと重いのでペットボトルは買わずに、水道の水でいつもすませているものの、これだけの暑さで水をよく飲むようになると、さすがにちょっと「水道臭さ」が気になる。アイスティーでも作ろうかなあ、と思っていたところに、日本から小包到着。以前仕事でお世話になったマーガレット姉からの心づくし、その中にはなんと麦茶(一保堂の!)が!!! 元々勘のいい人だったけど、どうして私の「今欲しいもの」がわかったんだろう、と感謝感激。いろいろトラブルが多かった一週間の終わりに、冷たい麦茶でリフレッシュされる。
午後からは、勇気を出して暑さの中、街へ繰り出し、前から行きたかったアメリカ最古の市場、レキシントン・マーケット(ひとりではちょっと怖かったので、インターン仲間の英子さんに連れていってもらう)をのぞいたり、ホームページ用の写真(Federal Hill、Johns Hopkins)を撮ったりして過ごす。帰り道、Hopkinsのキャンパスから見えた夕陽に、ちょっとセンチメンタルな気分。
7月25日〜おこもり〜
今日は湿気が少ないからまだ楽な方だけれど、外を見るとぎらぎらと日射しがきつそう。シアトルの取材もまとめなきゃいけないし、外出はやめて一日家にいることにする。(ちょっと寝坊もする。)
帰国日が見えて、今までのようにせっぱつまった気持ち(少しでも時間があれば英語の勉強しなきゃ、といった)にも少し変化が出て、日本語の本を読んだり、久しぶりに談志のCDを聞いたりする。若き談志の威勢の良さに酔いながら、帰ったら鈴本に行こう、などと思う。
夜になって、雷、そしてほんの少しだけ雨が降る。予報によると、明日は70度台。久々に涼しい日になりそう。
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