4月5日〜美味!アフガン料理〜
 オフィスに行ったら、デスクに水仙の花、そしてハッピーバースデーのメモが。Davidaが家の庭からつんできてくれたのだ。TamaraやDebraからも抱擁と共にお祝いの言葉をもらい、なんだかうれしい気分。夕食は、お祝いということで、アフガン料理のレストランへ繰り出す。TamaraはPassoverで決まったものしか食べられないので、「木曜日にディナーをしましょう」と言ってくれ、何度もお祝いしてもらって、うれしいような申し訳ないような、でもやっぱりうれしい。
 アフガン料理ってどんなのだろう、とレストランの扉を開けたら、テーブルクロスにキャンドル、なんだかちょっと高級ムードだ。お値段は一皿$10前後とそれほどでもないのだけど(特にベジタリアンメニューは安い)、久しぶりに味わう雰囲気。味の方は、ちょっとスパイシーで、インド料理と中近東料理をミックスしたような感じ。意外とさっぱりしていて、特にアフガン風ライスが美味しい!長いお米でパラパラしてるのだけど、ちょっと油も入れて炊いたような感じ。おかわりしたいくらい気に入ってしまった。
 昨日からサマータイムなので、8時といってもまだ日がある。夏の夕暮れ、これから楽しみだなあ。

4月6日 〜悩める日々〜
 だいぶ相手の言ってることが聞き取れるようになったとはいえ、英語だけの日々というのは、やっぱりかなりストレスがたまる。ホームページづくりにかまけすぎたせいもあって、毎日「もっと英語勉強せにゃ!」と思いながら、なかなか時間がとれず、自己嫌悪に陥る悪循環。誕生日にちょっとメランコリックになったのも関係して(引っ越し疲れもある)、この2,3日、英語が耳を素通りすることが多く、余計に落ち込んでしまったり・・・。Annabelleが日本で英語を教えていた時、思いっきり英語の本を読んだら気分がすっきりした、と言っていたのを思い出し、藤沢周平の文庫本を取り出してみる。思わず泣いてしまった。根本的な解決にはならないのだけど(時代小説を読んで英語力がアップしたらすごい)、おかげでちょっとだけ元気が出てきたような気がする。意外と精神的な「元気」は、影響が大きい。焦ったり、落ち込んだりするのは何の意味もないことはわかってはいるのに、そこがまだ修行不足。本当にどうしたら英語がスラスラしゃべれるようになれるのかなあ!!!(まあ、コツコツがんばります。)

4月7日〜文字化けの恐怖〜
 ここ最近、こちらから送ったメールが文字化けしているらしい。前はそんなことなかったのに・・・毎日パソコンを持ち歩いて酷使しているので(起動時の音も時々ひずんでやな感じ)、大丈夫だろうかと、なんだか気色が悪い。このまま直らなかったらどうしよう! (神様、お願い!!)
 VRGのパソコン・ネットワークも、近頃調子が悪いらしく、よくDavidaやJessicaが頭を抱えている。おちょこKのパソコンも、時々LANのメールボックスにアクセスできなかったり、
今日はなんと、前作ったボランティアのメーリングリストがそっくり消えてしまった。(No!!〜SPAの「ビバ!○○○クラ」の感じで。)そんなに大した量じゃなかったので、打ち直すのはやぶさかではなかったにせよ、とてもとてもやな感じだ。
 毎日、終業前にTamaraが全員のデータのバックアップをとっているにせよ、パソコンって本当に「信用できない」もろさがある。今更ながら、Y2K問題ってものすごく大変なことなんだと、急に実感してしまった。実質上のネットワークの管理者だったDarがいなくなって、VRGのコンピュータはこれから大丈夫なんだろうか・・・。

4月8日〜Tokyo Vegetarian Restaurants Guide 発見〜
 各方面にご迷惑及びご心配をおかけした「文字化け」が、AOLのトラブルによるものだったことが判明。とりあえずこれで一安心。
 Davidaが「東京のベジタリアンレストランのリストが載っているホームページをみつけたんだけど、Hirokoに見てもらえるかしら」と言うので、どれどれ、と早速のぞいてみる。いったいどこのホームページだろう、と元を辿っていったら、NTTで人工知能の研究をしてる人のページだった。でも、なんでベジタリアン・レストランのリストが急に出てくるのかについては、一言も触れていない。(何者?)東京レストランガイドのホームページもリンクされていて、そこにちゃんと「ベジタリアン」のセクションがあった。(しかも英語バージョンあり!)もちろん全部が全部、純粋ベジタリアンレストランではないのだけど(結構「自然食」も混じっている。鰹だしとかは使われていないか、心配)、日本への旅行を計画しているベジタリアンにとって有り難い情報には違いない。一部英語に直してDavidaに渡す。VRGのレストランガイドでも、インド料理や中華、その他エスニックフードは山ほど乗っているのに、和食はほとんど見あたらないので、今度現地のアジアン・レストランを調査してみようかな。

4月9日 〜週刊誌にうれし泣き〜
 日本の友人に頼んでいた、英語の医学用語辞典(VRGの資料はもちろん、健康雑誌を読む時の必需品)、ハーブの参考書(見慣れない名前のハーブのサプリメントが多いので)が届いた。Davidaが「(こんなに本があるのに)また本?」とちょっと驚いていたけれど、必要なものは必要なのだ。日本からの郵便物は何だって嬉しいけれど、日本の活字は感激もひとしお。さらに、(なぜか)週刊朝日が同封されていて、日本の週刊誌がこんなに琴線に触れるものかと思う。毎日、ホームページ作りやメール、インターネット、それから持参した参考書等で日本語には結構触れているはずなのに、こういう「軽く読めるもの」しかも「紙に印刷されている字」に飢えていたんだなあ、と気づかされる。最近、「もっとリラックスしなくっちゃ」と思っていたところだったので、早速今晩寝る前に読もうっと!ありがたや、ありがたや!

4月10日 〜花見 in the U.S.A.〜
 今日は、有名なワシントンDCの桜を見にでかける。1912年、東京都(その頃は”市”かな)から寄贈されたという日米友好のシンボル。千鳥ヶ淵の3倍くらいの桜が川沿いに植えられていて、酔っぱらいはいないし、提灯はないし、ゴミも散乱していないし、それは奇麗。アメリカ中の「お上りさん」が大集合、といった感じで人出はすごいのに、みんなマナーがいいというか、ただ単に習慣が違うせいか、本当にクリーンだ。昨夜の雷雨で盛りは少し過ぎてしまっていたけれど、「桜」という花はいいなあ、としみじみと思う。ボルチモアにも結構桜があって、「アメリカで見る桜ってのもなんだか不思議な感じ」といつも感じていたのだけど、ここまで圧倒的な景色を前にすると、やはり感慨がわく。
 ちょうど「日米桜まつり」が開催されていて、寿司、たこ焼きなどの屋台が出ていたり、久しぶりにたくさんの日本人を見た。久しぶりと言えば、今日はDCで勉強中の大学時代の友人がガイドを引き受けてくれ、「よどみなく喋る」というのも、実に1ヶ月ぶり。相手の言っていることが「普通に」聞き取れるのは、なんて楽なんだろう、と実感。英語の勉強には、周りに日本語をしゃべる人がまったくいない今の環境がいいには決まっているのだけれど、たまには日本人の友人とこうした時間を持つのもいいストレス解消になる。おまけに、彼がストックしていた日本食や本、週刊誌(現代&文春!昨日「相変わらず週刊朝日はつまんないなあ。現代とか文春とかポストが読みたいなあ」と贅沢なことを考えていたところだったので、超グッドタイミング!)を提供してくれて、またもやうれし泣き。夕食は、おかかご飯にした。(にわかベジ、堕落。)

4月11日 〜亜州食品〜
 かねてから気になっていたアジア食品店へでかけた。中国系の経営のようで、漢字・中華料理の材料が圧倒的に多い。料理用のお酒が欲しかったのだけど日本のものがみつからず、中国産のものを買う。あとはお米!こっちのスーパーで手に入るのは、長い粒のばかりなのでそれはそれで悪くないんだけど、昨日のように大量に日本の食品が手に入ると、やっぱり日本のお米で食べたくなる。「KOKUHO RICE」という、なんだか良くわからないけど、とりあえず短い粒のものを購入。棚から棚までじっくり見ていって、こんにゃく、小豆、味噌(信州みそ!)、春巻きの皮、春雨、片栗粉、がんもどきの具なし、干瓢、ごまなどを買い物かごに入れていく。干し椎茸もどうしようかな、と思ったけれど、ちょっと質がよくなさそうだったので、今日のところはやめておく。なぜか「コアラのマーチ」が売られていて、でも材料表示を見るとwhole milkとあり、VRGのみんなに食べさせてあげられないのが残念。大福パックもあったけれど、ちょっとおそれをなして保留。どんどんキッチンの棚が食料品で埋まっていって、うれしいような、使い切れるかどうか不安もあり・・・。




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