6月21日〜ベビーシッターでくたくた〜
Deboraに頼まれて、週一日4時間Samuelの面倒をみることになった。ちょっとの時間だったらお互い気心も知れた仲(?)、子どもは好きだし楽しく遊べるのだけれど、4時間連続はやはりちときつい。しかも今日はお天気が悪く、外にも行けないので余計に時間が過ぎるのが長く感じられる。Samuelも最初のうちは機嫌良く遊んでいたけれど、おむつを換えたあたりから(これも初体験!)、だんだん雲行きがあやしくなってくる。やっぱり母親の姿が恋しいのか、泣きやまなくなり、あやすのに大変。いつも思うことだけれど、世の中の母親、保母さんはエライ。Deboraはやりかけの仕事がひとつ片づいた、と嬉しそうだったけれど、おちょこK(そしてきっとSamuelも)くたくた。夕食ににんにくたっぷりのパスタを作って、とりあえずスタミナを補給する。
6月22日〜スポンサー探し〜
前にVRGのパンフレットを翻訳した時、Charlesが「アメリカにある日本企業にメンバーシップの勧誘をしてくれないか、できればでいいけど」と言われ、ずっと気にかけていたのをようやく情報収集開始。「アメリカにある日本企業」と言ってもどこから手をつけていいのかわからないので、とりあえずHooversで検索。さすがに大手企業ばっかり出てくるが、住所等はHooversに登録しないと入手できない。次にYahoo!を開いてJapanese Companyで検索。食べ物関係が多い。こういうことはメールよりも手紙の方がいいだろうから、住所住所、とページを辿って行っても、すぐに表示されないことが多くてイライラする。NisshinのFAQで「ベジタリアンが食べられるラーメンがありますか?」という項目があって、笑ってしまった。まだまだ調べきれないけれど、まあ50あたってひとつ返事がくればいいくらいだろうなあ。何せ本元が不景気なんだから・・・。
6月23日〜耐久ランチ・ラリー〜
ランチにお金を使わなくなって3週間目に突入。今までも週に2回くらいしかテイクアウトはしていなかったけれど、貧乏を実感するこの頃、浮かせられるところは浮かさなければ、と、食料を持参している。(そういいつつ、本やCDは買ってしまうのが弱い。)慣れてしまえば、けっこうやれるもので、今日も乏しい食料庫(単に買い物に行っていないだけ)からじゃがいもをベイクトポテト用にピックアップ。オフィスの冷蔵庫をのぞくと、昨日客人が持参したvegan チリが大きな容器にどーん、と入っており、これ幸いと一緒に電子レンジで温める。その上、Jeannieが「これ試してみたらどうかと思って」と、vegan タイヌードルの冷凍食品を持ってきてくれた。(感謝!)それなりに栄養面は考えて節約しているつもりだけれど、つい「すてきな奥さん」への道に入り込んでしまいそうで怖い。(節約って、それなりに成果が出るからおもしろくなるのだ。)あんまりケチくさくなる前に、今日あたりスーパーに行ってきますか。
6月24日〜カード問題〜
7月のシアトル行きの切符をアメリカンエアに電話で頼んでいたのだけれど、どうやらクレジットカードの請求書宛先が米国内のものでないと購入できないらしい。前に「カード会社に言って、住所を登録してもらったほうがいい」とアメリカンエアの人に言われ、UCに連絡したのだけれど、結局照会先の住所は日本のものにしかできないとのこと。一応補足情報としてアメリカの現住所も入れておいてもらったものの、結局何の足しにもならなかったことが判明。更新したカードも海外には送ってくれないし(JCBは送ってくれたけれどボルチモアではまったく使えない)、不便きわまりない。他にも、電話やファックスでチケット類を購入する時、カードに登録してある住所をよく聞かれる。でも、日本の住所を英語で言ってどこまで相手がわかっているのやらいつも不安になるし、購入そのものができない、と言われてしまうと、Why!?とつい語気も荒くなってしまう。(本当になぜなんだ!!)
こうした場合、小切手やCheck Cardで代用することになるのだけれど(今回はCheck Card)、また現金をおろして銀行に入れに行かなくちゃ、と思うと、めんどうくさい。多額の現金をドキドキしながら引き落とす身にもなってほしい。でも、いったい「責任者」は誰なんだ!?
6月25日〜移民局訪問〜
今のビザだと9月13日までしか滞在できず、研修的には問題ないのだけれどせっかくなのでアメリカ各地を旅行したいし、それだとちょっと期間が足りない。観光ビザに切り替えようと、移民局に電話をしたら自動音声案内。用件を言えば必要書類を送ってくれるということで、10日ほどで届いた移民局からの郵便を開けてみたら、まったく役立たずのペーパー。ホームページを見ても訳がわからず(どのステイタスに変更したらいいのかちんぷんかんぷん)、J-1(今のビザ)の項目もないので、直接事務所に行くことにする。調べてみたら、金曜日は昼までしか開いていないことがわかり、午前中仕事を休んでダウンタウンの移民局まで足を運ぶ。
窓口で目的の書類をもらい、目を通す。やっぱり分からない点がいくつかあって、再び窓口に行き教えてもらう。最初にちゃんと説明してくれれば一度の手間で済むのに(聞く方も教える方も)、アメリカでもお役所はお役所だなあ。(ちなみにもらう書類の種類はI-539、観光ビザのステイタスはB2。)しかも、わざわざ郵送しなくちゃいけないし。(どうして直接提出できないんだろう?)IAP94という滞在許可証のオリジナルの同封が必要なので、それもなんだか不安な感じ。(これは後で、コピーで良いことが判明。)お金もかかるし($120)。J-1が切れて一ヶ月以内(その間は合法滞在)にカナダやメキシコに行って、自動的に観光ビザに換える、という方法もあると聞くけれど、どっちが楽なのかなあ、と考えてしまう。もし今回の手続きで何かあったら、そうするしかないのだけれど・・・。
6月26日〜働く大家さん〜
一週間ほど前から、Tina&Chuckは煙突除去作業にかかっていて、今日も一日モーターとハンマーの音が家中にこだましている。何でも2本ある内の煙突一本はクローゼットの奧等に埋め込まれていてまったく使っていないので、取り壊してその分のスペースを有効利用しよう、ということらしい。にしても、煙突ですよ煙突。壁をこわして煙突の煉瓦を崩して、その上また壁を塗り直すって言うんだから、それを全部自分たちでやるんだから、すごい。アメリカはこういう仕事に対する人件費が高いから(時間制なのでちょっとしたことでもすぐ10万くらいかかってしまうらしい)、「とりあえず自分でやって、もうできない、となったら業者に頼む」のが基本だそうだけれど、見ていると(聞いていると)この人達は本当にタフだなあ、とつくづく感心してしまう。(日本のお父さんにできるか、これが?)将来は、地下室の空いたスペースにジャクージを据え、ソーラーシステムでセントラルヒーティングにするとのこと。(東京の家でできるか?これが!!)こういう「夢」があるから、自分たちでいろいろと手をかけるのも楽しいのかなあ、とも思う。ChuckもTinaも一仕事終えた後のブラディ・マリーを実においしそうに飲んでいた。
6月27日〜遊覧飛行とVegan バーベキュー〜
煙突工事からビール作りまで自分でやってしまうChuckは、なんと飛行機各種の免許も持っているらしい。車で1時間くらいのフライト・スクールのヘリを時間でレンタルできるそうで、「1時から3時まで使える、という連絡が入ったから、良かったら一緒に行くか?」と聞かれ、わ〜い!とばかりについていく。(おちょこKも、いつかセスナの免許がとれたらいいなあ、とちょっと思っている。とにかく空を飛ぶのが大好きなのだ。)
グライダーは乗せてもらったことがあるけれど、ヘリは初めて。ふたり乗りなのでけっこうコンパクトなサイズ。プロペラの音も思ったよりうるさくない。車輪がある飛行機と違ってヘリはふわっと浮き、そのままグーンと上空に上がっていく。飛行場そのものが郊外にあるので当然と言えば当然だけど、上空から眺める景色は緑が濃い。お天気がもうちょっと良かったら、ボルチモア市内も見渡せただろうにそれだけが残念。空を飛ぶのって、やっぱり気持ちいいなあ! もうちょっと長い滞在だったら、本気で免許の取得、考えたかも。
夜は、Jessicaの家でTamara&Darのお別れパーティも兼ねて、バーベキュー。もちろん、Veganスタイル。フェイクソーセージでホットドッグを作ったり、フェイクミートのバーガー、ポータベロ・マッシュルーム(巨大なきのこ。肉厚で美味)のグリル、Veganシシカバブ(豆腐、トマト、マッシュルームの串焼き)、とうもろこし、と、盛りだくさん。他にアパタイザーとして、チップスとハマス(ひよこ豆のペースト)、フルーツサラダ、デザートにVeganアイスクッキー、Veganウェハース、とみんなで「もう食べられないよ〜」となるまで楽しむ。(またすっかり遊んでしまった・・・・。)
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